高度育成高等学校
希望先就職率99.9%、最新設備。学校から毎月支給されるお金、髪型や私物の持ち込みなどの自由な校風。学校案内のパンフレットには夢のような文字が躍る学校。
しかしその実態は全てを実力で計る、完全実力主義の教育学校である。入学試験の総合点数(筆記面接含む)が高い順に、Aクラスから配属されていく。初期から能力の高いものは必然的にAクラスに。低いものはDクラスに配属されるため、入学後からのポイントにも必然開きが生じていく。優秀な人間は優秀な存在として丁重に扱われる。筆記テストよりも面接、個人的な面が大きく左右されるため、Dクラスには必然問題児(不良品)が集まって来る。
Sポイント
高度育成大学付属高等学校最大の特徴にして、学生の現在〜将来を大きく左右することになる制度。ポイントの増減理由は基本的に公開されておらず、生徒間で見つけ出していくしかない。
毎月1度、全学年、クラスのポイントが発表される仕組みになっている。
生徒一人一人がポイント増減の対象だが、全てクラスで総合した結果のみが適応される。
ポイントは毎月学生に与えられる電子マネーの金額にも直結しており、努力した分だけ報われる分、マイナスに陥った場合は一切のマネー支給が受けられなくなる。卒業するまでの3年間、ポイントは一切リセットされない。
学生証カード
通常の学生証の役割のほかに、Sポイントを電子マネーとして使用するためのカード。学校の敷地内にあるすべての施設を利用したり、売店などで商品を購入することが出来るようになっている。敷地内にあるものであれば、何でも購入可能。1ポイントにつき1円換算で使用できる。
ポイントを使う必要が無いと思った場合は、誰かに譲渡することもできる。